自己紹介
1961年,徳島生まれ.子供の頃には虫・魚取り,中学・高校ではサッカーやラグビーをしながら過ごし,1980年に広島大学総合科学部へ.幾多の紆余曲折があり,生態学(行動生態学)と出会ったのが学部3年生の頃でした.その後,修士課程(広島大学大学院環境科学研究科)までの間,広島大学では指導してもらえない行動生態学を学ぶために,広島農業短期大学(現広島県立大学)の先生のもとに潜り込ませてもらい,研究させてもらいました.その期間に学んだことは,とても大きく,楽しかった.
一方で,地理学や人類学,民俗学などにも興味を持ちつつ過ごしていた私は,それらの考え方も参考しながら,「人間が自然にどのように向き合い働きかけてきたのか,それに対して自然がどのように反応してきたのか」ということをテーマに,里山の変化についてまとめようと決心しました.それが博士課程(広島大学大学院生物圏科学研究科)での研究です.中心的なトピックスは,里山としての利用が終わった中国地方のアカマツ林と,里山としての利用が継続している韓国のアカマツ林の構造を比較したものでした.今から思うと無謀なテーマだったのですが,この研究を通して考えたことが,今の仕事のベースになっています.
学位(学術博士)をとった1990年,その年にオープン予定であった徳島県立博物館に植物担当学芸員として就職し,そこで8年間過ごしました.極めてできの悪い学芸員でしたが,博物館の展示に関連した研究と称して,地域生態系の解析方法等について検討を進めました.また,ダム等の人工構造物による土砂や流量の変化や砂利採取等による河床形状の変化が,河畔生態系に及ぼす影響を解明するための研究を河川工学者との共同で始めました.この研究がきっかけとなって,1998年に徳島大学工学部建設工学科(現所属)に異動することになりました.そして,その研究は今も発展的に続いています.
現在は,学生たちとともに,次のような研究に取り組んでいます.
1) 河畔生態系の管理に関する研究(外来侵入植物の拡大過程の解明および管理・対策方法,砂州上で繁茂した樹木の管理,塩生湿地絶滅危惧植物の立地解析および保全),
2) 林地・草地の保全・修復・管理(二次草地における絶滅危惧植物の保全・回復,自然林の再生,地域資源としての生態系を用いた地域づくり),
3) GISを用いた環境情報に基づく流域区分.
4) すでに修了したプロジェクトですが,3年間でのべ6ヶ月ほどマラウィ(アフリカ)で過ごし,森林の劣化過程について調べたことは,とても大きな経験でした.
どれも面白い研究ですので,機会があればお話させていただきます.そして,一緒に研究を行えれば楽しいと思いますので,是非,研究室を訪れてみてください.
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